仏像彫刻の道具

 

彫刻刀は、最初から多くを購入するのではなく、

技術の進度に合わせて増やして行きます。

最初は、5本程度で始められます。


切り出し刀 1本、丸刀 2本、

三角刀 1本、平刀 1本で十分です。

 

◎ 丸刀

 

断面がU字形になって

いるので、U字の形を

生かしたさまざまな大きさ、

深さの溝が彫れる。

荒彫りから仕上げ彫りまで、

幅広い用途で使用できるが、

特に衣のひだやお顔の

滑らかな凸凹など、

柔らかさを出したい

ときに効果的です。


◎ 三角刀

断面がV字形に

なっているので、

V字形の溝を彫るのに

適しています。

仏様の衣の皺や

角ばった所に使います。

 

  

◎ 平刀

 

荒削りを終え、

仕上げの工程で表面を

滑らかにするときに

使用します。


◎ トースカン

 

仏像彫刻では、

仏様のコピーを

作るように瓜二つに

成ることを

目指しています。

対象の仏様の

寸法を移したり、

左右対称に成るよう

位置を書き写します。

クリップの先には

鉛筆を挟みます。

 

◎ 豆カンナ